コーチングを受けるべき人とは

コーチとしての仕事を始めてから、色んな方に「コーチ」のお仕事に興味を持ってもらえますが、
いざ「コーチング受けますか?」ってお聞きすると
「いや、今はまだいい。」とか「困ったらお願いするわ。」などと言われることが多いです。
本当にそうでしょうか?
まだまだ「コーチング」に対して誤解があるようですので、
今日はその誤解を解きたいと思います。

コーチングが必要な人

「コーチングをぜひ受けたらいいのに!」と思う人を一言で言うなら
『現状に満足せず、今の状況を変えたいと思う人』
これにつきます!

現状に満足していない人、これ結構います。
でも本気で変えようと思っている人って少ないんです。
現状の不満ばかり言っていて、何も行動していない人。
「いやいや、いつかやろうと思って準備している。」
「文句言って気持ちを吐き出してるから大丈夫。」って、本当にそうですか?

ーじゃあ今何を準備しているんですか?
ーいつからやろうと思っているのですか?
ーずっと不満ばかり言っていて、いつまで言い続けるのですか?
って聞くと、大抵の人は黙ってしまいます。
結局不満に思っているけれど、全く行動していないんです。
それって思っていないのと同じですよ。
「いつかやる」は絶対に来ないんです。

だから、コーチングを受けるべき人は、
そこより一歩進んでいる人、つまり
「 現状に満足していない、かつ、本気で今を変えようと思っている人」
もしくは今この文章を読んで「やっぱり現状を変えたいなと思った人」です。
そう、そこのあなたです!

カウンセリングとコンサルティングとの違い

コーチングは、よくカウンセリングやコンサルティングと混同されますが、
その両方とも異なります。

カウンセリングと異なる点

どちらも継続的にクライアントと関わる点はよく似ています。
カウンセリングは、クライアントの精神・心理的な悩みの治療・予防・相談・援助を行うもので、
どちらかというとその症状に至った原因となるものや過去についてアプローチします。
一方でコーチングは、未来のありたい姿に焦点をあて、その実現のためにクライアント自らの力で
今現在の行動や意識変革をもたらすように、コーチがサポートしていくものです。
「過去」に重きを置くカウンセリングと「今ここ」に重きを置くコーチングが大きく異なる点です。
「マイナスの状態をゼロにするのがカウンセリング」で「ゼロの状態をプラスにするのがコーチング」とも言われます。

コンサルティングと異なる点

コンサルティングもコーチングも問題解決していくところはよく似ています。
大きく違う点は、コンサルティングはコンサルタントがその答えや案を提示し、
それをクライアントは採用する形式である(クライアントは受け身)のに対し、
コーチングは、「答えはクライアントが持っている」の前提のもと、
コーチによる質問やフィードバックなどでクライアント自身から答えを引き出していく点が異なります。
つまりコーチングでは、クライアントが主役なのです。
また、コンサルティングはモノ・コト・仕組みに関することを扱う場合が多いですが、
コーチングはクライアントの感情にフォーカスする部分が大きく異なります。

結局コーチングとは?

冒頭で言っていた知人の言葉にあったように、
もちろんコーチングの中で問題解決をしていく場合もあります。
でも、毎回がそんなわけではありません。
時に、心のモヤモヤを吐き出す時間だったり、
アイディアをどんどん出していく時間だったり、
後ろ向きな自分の性格をしっかり見つめる時間だったりと様々です。

全てのコーチングのパターンをここで説明はできませんが、
ざっくりまとめるとするならば、
コーチングは『あなたが望めば、あなたの未来を変えられるもの』です。
コーチはその手助けをするだけ。
頑張るのはあなた自身です。
だからそれだけクライアントの「決意」が必要なんです。

コーチングを受け始めた人は大体こう言います。
『もう後悔したくないから』

わが人生、後悔したくないと思う人だけ、コーチングを受けてください!


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