「女性の活躍」というけれど、管理職と専門職どちらがいいの?

女性活躍推進が叫ばれて以来、女性管理職や役員の比率が企業の目標になってきました。
もちろん日本の女性管理職比率は年々上昇しているものの、先進国の中では最低です。
2015年の女性活躍促進法のおかげで進んでいっているわけですが、
管理職や役員になることだけが女性の活躍ではないと私は思います。

実際に私は昨年まで管理職をやっていましたが、
その仕事よりプレーヤーとして生きることを選びました。
どちらともよさがあり、また難しさもあります。
今回は、それぞれのよさや心がけたいことについてまとめました。
少しでもご参考になれば幸いです。

専門職を望むなら

もし、自分がずっと極めていける、あるいは大好きなことで
知識やスキル、資格を持っているならば、
無理に管理職をめざさずとも、専門職として生きていくことができると思います。
いわゆるマネージャーではなく、プレーヤーとしてずっとやっていくということです。

今や日本においても定年までずっと同じ会社で勤めるという流れが変わりつつあります。
そんな中で、ニーズに合った専門職が求められているのです。
実際、専門職は転職しやすいというメリットがあります。
もちろん、年々技術革新が進み、生活は便利になっていく反面、AIがどんどん人の仕事を奪っていっています。
ですので、将来的な視野を持って、AIから奪われない仕事を選ぶ必要があります。

調べればわかりますが、人間の複雑な感情や考え方に関係する仕事(カウンセラー、コンサルタント、コーチ)、
芸術や創作活動などクリエイティブな仕事(カメラマン、バーテンダー、芸術家)、
教育に関係する仕事(教師、保育士など)などと言われています。

マネジメントが苦手で自分でどんどん進めて行きたいという方は、
「専門職」を極めていくとよいと思います。

管理職を目指すなら

一方で、管理職を目指す方、それはそれで素晴らしいと思います。
私自身もやってこれたので、本人の強い気持ちがあればできると思います。
大切なのは、自分が管理職になってどうしたいかだと思います。
マネジメントスタイルは、私自身苦しみましたが、
自分らしいスタイルで進められれば、管理職としてやっていけると思います。
管理職になると、情報が多く入ってくることや人脈を得やすいことはメリットと言えるでしょう。
そこから自分自身の成長につながるとも思います。

管理職の1番の仕事は「人材育成」です。
女性は生まれながらに母性を持つことから、
たとえ子どもを育てていなくても、
人を育てるという役割は十分に果たせると思います。

でも必要なスキルや能力はそれだけではありません。
管理職になるための訓練は、その途中で少しずつ積んでいく必要があります。
周りにいる尊敬する先輩方を見習いながら、自分自身のマネジメントのスタイルは
どんなものがいいのか、どんなマネジメントをしたいのかを考えていくとよいと思います。
その際に参考になるのは、もちろん周りにいるマネージャー達です。
尊敬できるスタイルもあれば、そうでないものもあるでしょう。
尊敬できる部分は真似をし、そうでないものは反面教師にしましょう。
そうすることで、自分のスタイルを磨いていきましょう。

おわりに

いかがでしょうか?
自分はどちらを目指したいかイメージできたでしょうか?
まだわからないという人もそんなに焦ることはありません。
やっていくうちに見えてくると思います。
また「尊敬する人や憧れの人のようになりたい!」という気持ちから見えてくることもあると思います。
マイペースで進んでいたら、「管理職やってみない?」と上司から声をかけられるかもしれません。
「チャンスかも!?」とか「ワクワクする!」と思ったら、ぜひ挑戦してみてください!

私は今はプレーヤーですが、経営者(個人事業ですが)でもあります。
将来、会社を大きくすれば、マネージャーにもなる可能性はあります。
大切なのは、『自分がどのように働いて、その先にどういう未来を実現したいか』だと思います。

一度きりの人生。
実現したい未来のために、
やりたい仕事をワクワクしながらやっていこうではありませんか!


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