女性活躍は小さなことから。女性の旧姓使用を考える。

今年も国際女性デーとなりました。
確か昨年も私の思いをブログに記していました。
なかなかよいこと書いています。
興味ある方はこちらを↓。

さて、あれから1年が経過しました。
日本の女性活躍は進んでいるのでしょうか?
データを見てもわかることですが、一向に進んでいませんね。

先ほどテレビを見ていたら、夫婦別姓のことが取り上げられていました。
夫婦は同じ姓にしなければいけないと法律で定められているのは先進国で日本だけ。
また、いまだに半数以上の企業が女性の旧姓使用を認めていないとか。
それを知って昔の私を思い出しました。

結婚する相手の苗字にも依ると思いますが、私の場合は新しい姓にあまり変えたくなかった。
旧姓「後藤」の方が馴染みがあるし、「外薗(ほかぞの)」という新しい姓は読みづらいし、
電話などで名前を伝えても一度で聞き取ってもらえないことも多いので、それを何度も繰り返すその時間が面倒です。
そんな理由で、地方でかつ中小企業に勤めていた私は
当時の社長に「旧姓使用させてください!」と直談判したのですが、見事に玉砕!
当時は大企業くらいしか旧姓使用を認めているところはなかったので、
認めてもらえないのは当然だったかもしれませんが…。

一度では諦めきれずに、その後個人的に社内の女性に協力を仰ぎ、アンケートを実施。
結婚して相手の姓に変えることについて、意見を集めました。
その結果は、『人それぞれ』ということでした。

例えば、私のように旧姓が使いやすく、新しい姓は使いづらいこともあるし、
その逆の場合もあるわけです。
また、「大好きな人と同じ姓になれるから嬉しい!」なんてかわいい人もいました。
だから、そのデータを添えて「新しい姓に変えたい人は変えて、変えたくない人は旧姓を使用すること」を
会社に提案したわけですが、頑として社長は首を縦には振りませんでした。

納得いきませんでしたが、それ以上社長に詰め寄ると
私の直属の上司にも迷惑がかかりそうだったので、諦めざるを得ませんでした。
おかげで、新しい姓に慣れるのは速かったです。
今から約20年ほど前の話です。
それなのに、まだ旧姓使用を認めている企業が半数にも達していないし、
依然として法律も変わっていないのです。

一方で、私の勤めていた会社では、数年前に旧姓使用が認められるようになりました。
私が社長と闘った当時は少なかったのですが、だんだんと離婚しても働き続ける女性も増え、
プライバシーの問題もあり、離婚後も夫の姓を名乗り続ける人や、最初から旧姓使用する人もいます。

小さなことかもしれませんが、こんなことがいくつも重なって、
日本の女性活躍が遅々として進まない理由です。
私がイライラするのもわかるでしょう?
一つ一つ解消して、進んでいきたいものですね。


シェアする