パートナーの呼び方にモヤモヤしませんか?

3月27日の日経新聞に掲載されていましたが、
先日ある勉強会でも議題に出たことから一層気になって、
以前から感じていたモヤモヤについてまとめました。

パートナーの呼び方について

誰かと会話している時に、
相手の方のパートナーのことを「奥様」とか「旦那さん」「ご主人」と言ってしまうことってありませんか?
もしくは、自分が謙って言う場合に、「主人」とか「家内」と言う方もいるかもしれません。

ダイバシティをライフワークとしている私は、
いつも言いながら自分で葛藤しています。
なぜなら、言いたくないのに、他に適当な表現が日本語にはないからです。

というか、日本語には変に尊敬語とか謙譲語があるために、
相手のパートナーを尊敬して「様」とか「さん」とかをつけたりするのに、
「夫」や「妻」という言葉は使わないからです。
英語だったら、どんな時も「husband」や「wife」で通用するんでしょうね。

なぜ葛藤や抵抗があるのか?

私が抵抗感を持つ理由としては、日経新聞の記事によると
これらの表現には、戦後に廃止された家父長制や家制度の影響があるそうで、
「旦那」は、「施し」や「世話をしてくれる男性」という意味があり、
「主人」や「家内」と言った呼び方も「一家のあるじは男性」「女性が家事をする」
と言う意味に取れます。

このような表現に悩んだ経験は、男性より女性の方が倍近く多く、
これらの全ての表現が「男性より下」ということに女性が違和感を持っていることを示していると思います。

実態としては、今や共働き世帯の方が専業主婦世帯よりはるかに多いのに、
未だ適当な表現方法がないということから、変わらず使われていることにはがゆさを感じてしまう自分がいます。

どう呼べばモヤモヤしないのか?

自分自身もモヤモヤしてきて、どう言えばモヤモヤせずに呼べるのかという問いに対しては、
最近は「パートナー」と呼んではどうかという説があります。
自分の配偶者のことを「夫」や「妻」ということはできますが、
相手の方に対して「夫さん」とか「妻さま」とかでは、やはりおかしい気がします。
現在は、ジェンダーの問題もあり、必ずしも婚姻関係を結んでいない場合もあります。
ですので、やはり「パートナーさん」と言う表現が1番適当のような気がします。
仲が良い相手の場合は、例えば私だったら「りささん」のように、パートナーの方の名前で呼ぶのも1つの方法ですね。

勉強会の中で講師の方は、相手に断って「夫さん」とか「妻さん」って言ったりもします。ということでした。
私の勝手な思い込みで、合わない!と決めてしまうのもよくないなと改めて意識させられた瞬間でした。

あなたはパートナーのことを何と呼んでいますか?

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