女性ドライバー採用が増えているそうです。

2024年問題でドライバー不足が懸念されている今、女性ドライバーの採用が増えているそうです。
今まで男性の仕事だと思われていた、引っ越し業者や長距離トラックのドライバーにも女性採用の波が訪れているようです。

女性の働き手が増えると何がよいのかというと、
働き手の数が増えることに加え、男性や高齢の方にとっても働きやすくなることです。
育児中の女性も長く働けるように休暇制度が増えたり、
非力な女性でもできるような仕組みや便利な道具なども増え、
健康で若い男性しか務まらなかった引っ越し業者やハードな仕事も、
女性や体力的に厳しくなった男性でも務まることが増えるのです。
力仕事や体力だけで評価されていた評価軸も、
提案力や丁寧さなども加わり、変わってきたと言います。
女性の働き手が増えることは、女性だけでなく、男性にとっても働きやすくなるのです。

このニュースを聞いて、ある1人の女性を思い出しました。
私が会社をやめる前からうちの生協の配達担当の方で、
退職前の有休消化に入った頃、彼女とよく話をしていました。
「会社員はお給料よくていいなあ。私も本当は好きな仕事をやりたいけれど、
片親で子どももまだ小さいから無理なんだ。」と。
そして、私が会社員を辞めて、好きな仕事を始めることを伝えると
「それはすごく素敵だね。」と褒めてくれ、毎週配達の時に少し話をするようになりました。

それから1年近く経ってからでしょうか?
彼女が突然「今月で辞めることになった。」と言ってきました。
「やりたかった大型トラックの運転手に、また戻ることにした。」と言うのです。
私はそれを聞いてすごく嬉しくなりました。

彼女の挑戦に、私の転職が関係したかはわかりません。
でも「彼女がまたやりたいことに挑戦しようと思ったきっかけの1つになっていればいいな」と密かに思うのです。

2024年4月から、労働基準法の改正でドライバーの時間外労働時間が規制され、
長距離運転が厳しくなり、ドライバーが足りなくなると言われています。
女性の積極的採用が、運送業界を少しでも救うことにつながればいいなと切に願います。

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