マインドフルネス瞑想を行うための『7つの基本姿勢』について

ストレスを抱える人が多い現代、

マインドフルネスや瞑想が人気になってきていますが、

ベースとなる『7つの姿勢(気構え)』を知って行うのと

知らずに行うのとでは、効果が全く異なります。

今回は、その姿勢についてわかりやすく説明していますので、

きちんと理解して行ってみましょう。

効果が倍になります!

7つの姿勢

「マインドフルネスストレス低減法」を生み出し、

マインドフルネス人気の火付け役としても有名な

ジョン・カバット・ジン氏が提唱する7つの基本姿勢です。

マインドフルネスで効果を上げようと思っても、簡単にはいきません。

毎日の自己鍛錬が必要です。

そんな時に、この7つの基本姿勢を知って

瞑想に取り組むことはあなたの助けになります。

よく読んで実践してみてくださいね!

自分で評価しない

知らないうちに、私たちは様々なことを自分自身で評価し、分類付けしています。

「よい」・「悪い」・「普通(無関心)」というように、レッテルを貼り、評価しているのです。

このような評価ばかりしていると、心の中のやすらぎを見出すのは難しくなります。

「マインドフルネス」を行うときは、このような評価をしようとしている自分に気づき、

客観的に、他人のような目で自分自身を見る必要があります。


そして、「あー、そんな風に評価している自分がいるんだ」と思いながらも

また瞑想に戻っていきましょう。

忍耐強いこと

自分の心のストレスがそう簡単になくなるわけではありません。

緊張したり、評価したり、怖がっている自分がいても、焦る必要はありません。

それもあなた自身なのです。

また、メンタルフルネスを継続してもすぐに効果が出ないと、焦っても仕方ありません。

それもあなたの人生の一部なのです。

大切なのは、「ものごとにはそれなりの時間の経過が必要」なこと。

そして「全てを受け入れる」ことを理解し、忍耐強く継続していきましょう

初心を忘れないこと

「今」という瞬間を豊かに楽しむために、

どんな時も、初めて行う時、初めて見た時のように受けとめる姿勢が大切です。

これから様々なマインドフルネス瞑想を体験するにしても

前の体験時の記憶を頼っては、新しい発見もありません。

今回の瞑想が前よりうまくいかないこともあるでしょう。

妙に期待しすぎて、逆にがっかりしてしまうことでしょう。

同じ瞬間は二度とないのです。

今の一瞬を大切に受け止め、初心のような気持で取り組みましょう。

それがひいては、人生全体を豊かに生きることにつながっていくのです。

自分を信じること

瞑想を行う際は、自分自身を一番に信じましょう。

これは瞑想だけでなく、ヨガを行う際にも意識するとよいです。

先生の知識の方が深いから、

先生のやり方が全てだと思って、

自分の身体はこれ以上は無理だと言っているのに

無理やり先生と同じように瞑想やヨガのポーズを行うことは

瞑想の心構えに反しています。

あなたは先生にはなれないし、違う人間なのです。

瞑想は、より自分らしくなるために行うのです。

あなたの中にある自分自身の声を信じ、

より自分らしいあなたを見つけていきましょう。

むやみに努力しないこと

私たちの行動の多くには「目的」があります。

一方、マインドフルネス瞑想の「目的」は『何もしない』ことなのです。

瞑想しながら、「もっと集中しなければ」とか「リラックスが足りない」などと考えると

却って心が乱れ、瞑想の邪魔になります。

心が乱れたら、「あー、今自分は考えすぎているなぁ」「焦らずにゆっくりいこう」と

言い聞かせながら、また瞑想に戻っていきましょう。

忍耐強く、焦らずに、自分の心のままにまかせていたら、

おのずとゴールに近づいていくはずです。

受け入れること

受け入れるということは、「今あるものを、あるがままに見る」という意味です。

今ある事実に対して、否定したり、認めるのが嫌な時もあります。

でもそれはすでに起こった事実として認め、受け入れることが大切なのです。

否定したり、闘ったりすることで、

せっかく良い方向に進もうとしていたエネルギーを奪ってしまうからです。

今ある事実を、あるがままに受けとめることができるようになると

どんなことが起こっても、うまく対応できるようになります。

今はかけがえのない瞬間です。

瞑想の中で、今の自分をあるがままに受けとめていきましょう。

とらわれないこと

心が何かにとらわれても、それを手放そうとする姿勢をもつことです。

自分の心の中に入ってくる、つらく苦しいことから逃れたい衝動に駆られたり、

楽しい思いにずっと浸っていたいとその思いにとらわれても、

意識的に解き放って、その次にどんなことが起きるかを観察してみましょう。

過去や未来のことにとらわれそうになっても

こだわって深く考えすぎたりせず

そのなりゆきを観察しようとしましょう。

この「とらわれない」ができるようになると、

心がとらわれそうになるようなことが起きて

寝る前にそれを思い出しそうになったとしても

それをうまく解放し、ぐっすり眠れるようになるのです。

まとめ

マインドフルネス瞑想を行う時には

評価をくださず、忍耐づよく、初心を忘れず、自分を信じて、

むやみに努力せずに、受け入れ、とらわれない、7つの態度を意識して臨みましょう。


これら7つは、単独で存在するのではなく、互いに関係し合っています。

1つのことができるようになれば、他のことも簡単にできるようになります。

これら7つを意識しながら、瞑想を続けましょう。

続けても、思い通りの自分にはすぐにならないかもしれません。

うまくいったり、いかなかったりを繰り返すかもしれません。

でも継続さえしていれば、必ず変化が見られます。

忍耐強く、毎日続けましょう。

最終的に、心や身体の悩みから解放された時に、

「こんな自分でありたい」というイメージを持って行うと

継続するモチベーションを維持できる
と思います。

あなたも『今』この一瞬の中で、自分を解放し、真の自分を見つけましょう!

瞑想のやり方はこちらの記事を参照ください。

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