カスハラの当事者にならないために

近年「カスハラ」が問題になっていて、「カスハラ」には厳正に対処するという姿勢を示す企業も少なくありません。
またSNSなどを用いて、有名人や一個人のミスを取り上げて攻撃するというのもこれに近いのではないかと思います。
厚生労働省のハラスメントに関する実態調査では、
セクハラやパワハラは減ってきているようだが、カスハラは増加しているそうです。
なぜカスハラは増加しているのでしょう?

複数の原因が考えられるようですが、
日本にカスハラを規制する法律がないのもその原因の1つと言われています。
犯罪心理学者の桐生氏によると
『犯罪者は犯罪行為で得られる利益と不利益を比べ、逮捕されるリスクや
捕まった後に被る不利益のほうが少ないと判断すれば、犯罪行為を行なう』というもの。
法律がないことで、カスハラ行為をしても逮捕されないと思い、実行してしまう。
また、カスハラが発生する条件も必要で、
クレームによって得られる心理的な利益(不満の発散や自己承認)と不利益(失敗や逮捕)を天秤にかけ
利益がまさると判断した条件で起こるそうです。
しかもごく「普通」の人にこそ起こりうるものなんだそうです。

不利益な仕組みはまだ成立途上で、不満や承認欲求が高まるばかりの日本では、
カスハラを助長する条件が揃っていると言わざるを得ません。

カスハラをすることで、当人は一時的には気持ちがスカっとするかもしれません。
でも時間と共に気持ちはどんどん沈み、結果として気持ちが晴れることはないそうです。
さらに相手の方がどんな精神的や身体的な苦痛をしいられるのか、考えたことがありますか?
カスハラをした方、された方の両者がアンハッピーな結果に終わるんです。
こんな馬鹿げたことはありません。

そうならないためにできることがあります。
カスハラの当事者にならないために、不満やストレス、不安を溜めないこと。
これにつきます!

いろんなやり方があります。
不満や不安が溜まったら、信頼できる誰かに話を聴いてもらうこと。
親しい友人と美味しいものを食べながらでもいいですね。
あるいは、一人カラオケなどで思いっきりシャウトする。

あまり話ができる人がいないのなら、カウンセリングやコーチングなどを利用するのも1つです。
私でもよければお話聴きます!

それから、「ココロ」と「カラダ」は繋がっているから、
思いっきり体を使うスポーツをするのも実はスッキリする方法の1つなんです。
自分の好きなスポーツを思いっきりして、汗をたくさんかくのも素敵です。
今の季節、登山なども景色を楽しみながら運動もできて、
それで気持ちもスッキリするなら一石三鳥ですね。

ご自身に合ったストレス解消法を見つけて、
いつも「I’m OK. You’re OK!」で過ごしたいものですね。

シェアする