つらい時や悲しい時はどう過ごす?あなたに合った対処法を!

つらい時や悲しい時、それは思わぬ時に突然にやってきます。そんな時、あなたはどのように過ごして悲しみやつらさを乗り越えていますか?

ここでは、5つの対処法についてまとめていますので、あなたに合った方法を見つけてください。この記事を読んで、あなたの心が少しでも楽になるのであれば幸いです。

どんな時に悲しくなる?つらくなる?

人生は楽しいこともあれば、悲しいことやつらいこともたくさんあります。どんな時につらくなったり、悲しくなったりするのでしょうか?

1968年にアメリカの2人の精神科医が発表した、人生におけるストレスのランキング(最も強いストレスがかかる「配偶者の死」を100とした時のランキング)によると、下記のようになるそうです。

ストレスランキング

1位 配偶者の死    100   
2位 離婚        73    
3位 夫婦の別居     65    
5位 近親者の死亡    63    
6位 大きなケガや病気  53
7位 結婚        50
12位 妊娠           40
15位 仕事上の変化       39
17位 親友の死         37
18位 配置転換・転勤        35

ストレスはつらいことばかりでなく、一見嬉しいライフイベントも大きなストレスがかかることがわかります。ただし、これらのほとんどのライフイベントは、つらく、大きなストレスがかかってしまいます。

上記の他にも『好きな人に振られた時』や『仕事で失敗した時』『友人関係がこじれて孤独を感じている時』なども、心に大きな傷を残してしまうことでしょう。

そんなつらい経験をした時、どう過ごしたらよいのか、どう乗り越えていくかわからずに、途方にくれていませんか?

そんな時の対処法についてまとめました。

つらい時や悲しい時の5つの対処法 

つらさや悲しさの度合いや個人差によって、対処法は異なりますので、今の自分に合った方法をいろいろ試してみてください。

とにかく思いっきり泣く

まずは、とにかく思いっきり泣くことです。
思いっきり泣いて、感情を吐き出すことが大切です。「こんなに悲しい自分」「こんなにつらい自分」をまず受け入れます。

しっかりと悲しみを受け止めた後のほうが、立ち直るきっかけをつかめることが多いのです。ひたすら泣いて自分の悲しみを受け止めましょう。

また、涙を流すと神経伝達物質の「セロトニン」が脳内に放出されます。セロトニンが放出されると、ストレス状態からリラックス状態に変わるのです。

また、涙を流すと「コルチゾール」と呼ばれるストレス物質が逆に洗い流されることもわかっています。そのため、涙を流して泣くことで、悲しみを受け止め、ストレスは洗い流されスッキリしてくるのです。

ひとしきり泣いた後は、悩んでいたことが急にバカバカしく思えてきたり、開き直ることができて急にお腹がすいてきた、なんてこともありませんか?

誰にも気にせず泣ける場所を探して、思いっきり泣くことがベストな対処法です。

紙に気持ちを書き出す

「大きな声で泣ける場所がない」なんて人は、紙に自分の気持ちを書き出してみることもよい方法です。

悲しい時やつらい時は、そこから目をそむけたくなりますが、悲しみやつらさとしっかり向き合い、受け止めることができないとなかなか前には進めず、立ち直ることも遅くなります。

自分の中にあふれてくる気持ちを、どんどん紙に書きだしていきましょう。

例えば、彼が心変わりをしてしまった時には、「どうして他の人を好きになったの?」「私のことを嫌いになったの?」「私はまだこんなに好きなのに」など、どんどん書いていきましょう。

書いているうちに、自分では気づいていなかった本当の気持ちに気づくことができるかもしれません。書きながら涙を流してもよいでしょう。

人に自分の気持ちを話す

信頼できる人に、自分の気持ちを話すことも、自分の気持ちが整理できてよい方法です。

ただし、話を聞きながら変なアドバイスをどんどんしてくるような人では逆効果です。あなたの話を聞き流すように、静かに話を聞いてくれる人がよいでしょう。

自分の気持ちをどんどん吐き出すことで、少しずつ自分の気持ちが整理され、悲しみの後に残る、あなたの本当の気持ちに気づくことになります。

もし、適当な人が近くにいない場合は、プロのカウンセラーに話を聞いてもらうとよいでしょう。

何も考えずに集中する

悲しいことやつらいことを考えすぎると、つらくて何もできなくなります。何も考えずに集中できることをするのもよい方法です。

例えば、部屋の片づけや整理整頓を一心不乱にする。汚れを落としてキレイになっていくと、自分の心のモヤモヤも一緒になくなっていくような気がします。

部屋の模様替えや断捨離をするのもよいでしょう。無心で行うことで、体にも適度な疲労がたまり、ぐっすり眠れることになります。朝起きた時には、スッキリした気分で目覚めることでしょう。

ペットとのスキンシップ

犬や猫など、ペットとのスキンシップもよい方法です。

ペットの身体をやさしくなでたり、スキンシップをすることで心がほっこりします。ペットの温かい身体、小さな鼓動、フワフワな毛並みを感じることで、優しい気持ちになれます。

手のひらにフワフワな感触を得ることは、脳をリラックスさせる効果もあるそうです。傷ついたあなたの心を小さなペットになぐさめてもらいましょう。

まとめ

つらく、悲しいできごとは、あなたに大きなストレスを与えます。それは、あなたを打ちのめし、すぐには立ち直れないできごとかもしれません。

今回まとめた対処法は、それぞれ少しずつ効果が異なりますので、あなたに合った、つらさや悲しみに合った対処法を行ってみてください。1つだけでは効果がない場合、何度も行ってみてください。また、いくつかを組み合わせてみてください。

それでもなかなかつらさや悲しみから抜け出せない。そんな大きなショックを受けることもあると思います。その時は、残念ながら今回の対処法では悲しみを癒すことができないかもしれません。

大切な人を亡くした時。
何も手につかず、ふとした時に思い出し、また涙があふれる。その繰り返し。


そんな時は自分の気持ちに嘘をつかず、受け入れて泣けばよいのです。何度も泣いて、悲しい気持ちを洗い流しましょう。それでもしばらくは、この悲しみは続くことでしょう。それは、時間が解決するしかないのです。少しずつ、本当に少しずつですが、時が解決してくれます

時が悲しみを少しずつ薄れさせ、そしてその人のことを優しく思い出せる。そんな日が必ずあなたに訪れます。時間は一番のお薬です。

あなたの悲しみやつらさが少しでも和らぎ、そして次に向かって歩き出せる、そんな日が来ることを祈っています。

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