自分を見つめる時間をつくろう!

自分を見つめる時間、あなたにはありますか?
忙しい日常から離れ、何かに没頭したり、何も考えずに集中できる時間があなたにはありますか?

私にはその時間があります。
そしてそれが自分にとってとても必要であり、
再び仕事や忙しい日常に向き合えるための大切な時間であることを知っています。
だからこそ、あなたにも知ってほしい。
そしてそんな時間を持ってほしいのです。

私の場合は、その時間は「茶道」です。
なーんだと思う人もいるかもしれません。
私は茶道なんてやらないから、と思う方もいるかもしれません。
その時間は、何の時間でもよいのです。
私の場合はそれがただ「茶道」だっただけ。

大切なのは、それに「没頭できる」かどうかだけ。
他のことは考えず、それだけに集中できるかということだけです。

そう聞いてよく頭に浮かぶのは、”坐禅”とか”マインドフルネス”です。
もちろんそれはぴったりです。
だから定期的にそんな機会があるのであれば、それが1番良い時間かもしれません。
私の場合、マインドフルネスもやりましたが、どうもじっとしていられない性質のようで、
やっぱり身体のどこかが動いている方がいいようでした。
だから、集中はするけれども、無駄な動きのない美しい所作がある茶道が、私にはちょうどよいのです。

私の場合は茶道ですが、筋トレなどご自身にあったものが良いと思います。
一心に集中してやることでより効果がアップ。
意外と将棋などの勝負に集中するのもよいかもしれません。
勝つこと以外考える暇はない。
あるいはどこか1ヶ所の徹底的な掃除。
トイレや愛車などをピカピカに磨き上げる、なんてのもよいかもしれません。

どうして一心不乱に集中して、他の雑多なことを考えない時間がよいのかと不思議に思うことでしょう。
私も最初は不思議に思いました。
お茶に行っている間も、悩んでいることは解決していないし、
問題は変わらずそこにあるんだけど、
お茶に集中している間は、そういう嫌な部分も雑多な部分もない、
まっさらな空間にただ私はいるのです。

お茶の時間に私が感じること。
茶道の考え方や季節のお花や茶器を見て感じること。
お点前の手順や作法での自身の成長度合いで感じること。
先生に教えていただいた言葉の意味。
そして、何より楽しみな季節の和菓子とお茶の美しさと美味しさ。

そんな時間の後にふっと現実に戻った時に、
茶道の前に感じていた嫌な感じがちょっとだけ変わっていたり、
抱いていた不安がそこまで大したことではないと捉えることができていたり、など
言葉で説明することは難しいのですが、自分の中の何かが変わっている時があります。
もちろん、毎回毎回ではありませんが、時々ふっと感じるのです。

本当は問題が解決することが1番よいのですが、
でもその捉え方を変えるだけでも、感じ方は随分変わります。
誰かを頼らなくても、自分自身の持つメンタルな部分を少しだけ強くしてくれる、
あるいはメンタルを整える、そんな時間が誰にでも必要だと思います。

あなたも「自分を見つめる時間」、ぜひ作ってみてください。


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